イラン大統領選で有力とされる3候補
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 イランの大統領選が28日、投票される。有力候補3人が競り合っており、選挙結果によって、保守強硬派の政権が近年進めてきた中国・ロシアへの接近を続けるか、欧米との対話にかじを切るか、外交姿勢が大きく変わる可能性がある。

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 今回は、5月19日にヘリの墜落で死亡したライシ大統領の後継を選ぶ選挙だ。首都テヘランでは歩道橋などの看板にライシ師と候補者6人の肖像が描かれ、「旗が地面に置かれ続けることはない」と記されている。亡くなった人の志を誰かが引き継ぐことを意味する言葉だ。

 当初は保守派のガリバフ国会議長(62)と保守強硬派のジャリリ元最高安全保障委員会事務局長(58)が有力とされたが、唯一の改革派であるペゼシュキアン元保健相(69)が世論調査で支持を伸ばしている。知名度が低いとみられたが、ライシ政権の保守強硬路線に対する批判を取り込んでいるとみられる。

「制裁とどう向き合うかが焦点」

 保守派の代表格だったライシ…

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